「世界遺産のまちづくり」講演会のお知らせ

「世界遺産のまちづくり~平泉・文化遺産の町~」

 講 師 : 八重樫 忠郎(岩手県平泉町職員)
 日 時 : 平成25年1月13日(日) 10:00~12:00
 会 場 : 奄美市住用公民館 別館(公民館の隣です)
 入場料 : 無料

平成23年に世界文化遺産に登録された岩手県平泉町。
平安時代後期、奥州藤原氏が三代にわたって築いた、仏教文化を中心とした理想郷。
戦争で失った兵を弔うために建立されたとされる中尊寺金色堂の螺鈿細工は
当時、大変貴重であったと思われる夜光貝が使用されています。

さて、ここで奄美大島のお話。
住用のおとなり、小湊では
平成に入り、奄美看護福祉専門学校の拡張工事を行ったところ
大量の夜光貝の殻とその製品が出土しました。
どうやら、単なる貝塚ではなく
昔は、中国や日本など、他の地域への「輸出」を目的とした中心拠点であったようです。

そして、平泉の螺鈿細工にも
奄美産の夜光貝が使用されている可能性が高いこともわかってきました。
奄美大島周辺の海は、夜光貝の生息地のほぼ北限にあたります。
貝の成長が遅くなるため、
貝殻は緻密になり、より美しい輝きを持つ最高級品になるのだそうです。

そんな歴史的なつながりのある平泉から講師の方をお招きします。
平泉の住民は、当初、どちらかといえば世界遺産登録に対して消極的だったそうです。
いまでは住民が協力体制を築いて、観光客の受入をしています。

平泉では住民ガイド検定、景観条例などの制度もあり、
文化遺産と自然遺産の違いはありますが
奄美、とくにこの住用でも参考になる事例がたくさんあるのではないかと思います。
登録までの裏話なども聞けるかもしれません。

なお、ヤムラランド実行委員会メンバーには
12月12日(土)の役勝エコロード自然観察会&リーダー会議と、
12月13日(日)午後の、夜光貝のアクセサリー作り体験のご案内もあわせて、郵送でお届けしています。
参加ご希望のかたは、12月10日(木)までに、事務局まで申込をお願いします。

平泉町ホームページ

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国土交通省「平成24年度離島の活力再生支援事業」
奄美市「地域力の活用による世界自然遺産登録に向けた観光客受入体制構築事業」

コメント

  1. あまにぃ より:

    世界遺産登録のメリットは何でしょうか? 知名度アップ? 観光客誘致? 後者とすれば、デメリットにも目を向けるべきです。
    人が増えれば、当然自然遺産地域にも人が多く立ち入ることになります。それは、自然体系に悪影響を及ぼし、
    貴重な自然遺産の破壊に直結します。ご存知かと思いますが、折角世界遺産に指定されながら、
    そのような形で自然遺産が破壊され、UNESCOから危険遺産に格下げになった例は一つ二つではありません。
    つまり、世界遺産に指定された瞬間から、自然遺産の価値を守るための莫大なコストと労力が発生することになります。
    そのコスト負担に耐えられるかどうか…。それに、そもそもUNESCOが新規認定を抑える方向に舵を切り始めています。
    そのような事情を考えれば、世界遺産指定はメリットよりもデメリットの方が大きいと考えざるを得ません。
    最近、各地自治体で世界遺産指定に向けた動きを見せていますが、やや安易すぎないかと思って見ています。
    知名度アップのためなら、他にも方法があります。そのあたりを熟慮された方がいいかと思います。」

    • admin より:

      あまにぃさん

      コメントありがとうございます。

      この事業は、観光を利用した地域の活性化を目的としておりますが、
      世界自然遺産登録を推進するために行っているものではないことをご理解ください。

      ご意見をいただいたように、登録後、デメリットだけになってしまう可能性を危惧し、
      仮に登録されるとしても、地元にきちんと利があり、デメリットを最小限にできるように、また
      地元の意見を出していけるようにとの思いから、この事業を行っています。

      住用に関わる観光業者だけでなく、一般の人にとって良いと思える方法を、
      住用の皆で探っていきたいと思います。

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